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【静岡県 健康づくりプログラムがスタート!】

2022年12月21日 更新

静岡県でワットバイクとスポーツバイクを使った健康づくりプログラムが始まりました。

東京五輪・パラリンピックの自転車競技会場を有する、静岡県では予てから自転車を使った市民の健康増進活動に取り組んでいましたが、今般、静岡県、日本サイクルスポーツセンターおよび当社は共同で市民の健康増進プログラムを開始しました。

ワットバイクやスポーツバイクを使ったサイクリング運動により最大酸素摂取量を向上して健康増進、健康寿命延伸を図ることが当プログラムの大きな目的です。

最大酸素摂取量は加齢により低下していきますが、それが高齢者の持久力の低下要因の一つと考えられます。また、最大酸素摂取量が低いと糖尿病や心血管系の病気になるリスクが高まります。

このように、中高齢期における生活の質は最大酸素摂取量に左右されると言うことができます。また、最大酸素摂取量(mL/kg.分)が1ポイント上昇すると健康寿命が45日延伸するという研究結果が米国心臓病学会から出されています。

ワットバイクでこのプログラムを進めるにあたって、まずは12月17日と20日に伊豆市、伊豆の国市、伊東市の3市から約30名の参加者が、東京五輪・パラリンピックの自転車競技会場、伊豆ベロドロームに集まり、Wattbike ATOMXによるランプテストで最大酸素摂取量を測定しました。これはATOMXの負荷自動調節機能を活かした、1分間に10ワットずつ負荷が上昇していく安全な漸増負荷試験で、被験者が10段階中の7程度の疲労度で運動を止めると、バイク側が(推定)最大酸素摂取量を導き出すというものです。

両日ともに走路では自転車競技のナショナルチームが練習を行う中、参加者はそのインフィールドに設置された、ATOMXで7~8分間、楽しみながら測定に汗を流すという光景が見られました。

各参加者は測定後、そのデータをQRコードで各々のスマホアプリ(Wattbike Hub)に取り込みました。今後は、そのアプリから各個人別にカスタマイズされた、トレーニングメニューがプログラムとして出されますので、それを使いながら3市の公共施設に設置された、Wattbike ATOMXで各人の都合に合わせてトレーニングを行っていきます。

また、日本サイクルスポーツセンターは随時相談を受け付けるなど、市民の健康増進に向けてきめ細かい対応をしていきます。

まずは約3か月間のプログラムを行って、どれだけ最大酸素摂取量が向上したかを検証する予定です。

当社は、東京五輪・パラリンピック自転車競技開催のレガシー(遺産)継承の有意義な事業に参画していることに喜びを感じつつ今後も全力で取り組んでいきます。

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