2015年ラグビーワールドカップでは日本代表のキャプテンを務め、本年はスーパーラグビーのチーフス(ニュージーランド)、そしてトップリーグの東芝で活躍中のリーチ マイケル選手はワットバイクがリリースして間もない時期からトレーニングに取り入れています。リーチ選手にワットバイクを使っている目的やトレーニングについてお聞きしました。
― リーチ選手は長年にわたって日常のトレーニングにワットバイクを使っています。本格的にトレーニングに取り入れたのはいつ頃からですか?
2013年のチーフス(スーパーラグビー、NZの強豪)でのプレシーズンからです。
― きっかけは、どういうことでしたか?ワットバイクは2011年にリリースされましたのでかなり早い段階で使い始めたことになります。
当時はチーフスがチームとして取り入れました。チーフスのS&Cはラグビー界の中でもトップクラスです。フィットネスに関しては常にベストなツールを取り入れて研究もしています。
― チームでの導入がきっかけということですね。もともと、ラグビーのためのフィジカル面の強化としてはどのようなトレーニングをしていましたか?
ラグビーのトレーニングとして3種類のフィットネスがあります。ランニングフィットネスとコンタクトフィットネスそしてオフフィートフィットネスです。フィジカル面の強化は基本的にジムでの体作りとグラウンドでのランニングフィットネス。コンタクトフィットネスは、連続コンタクトして体のダメージが大きいトレーニングです。オフフィートフィットネスはカーディオトレーニングです。
― その中でラグビー独特の要素はありますか?
コンタクト練習ですね。とても体の負担が大きいです、怪我のリスクも高いです。
― リーチ選手がワットバイクをここまで使ってみて一番、効果を感じているのはどういうところでしょうか?
自分のラグビーは80分間高い強度を保つことが必要です。プレーが止まった時にすぐリカバリーしないといけない、ワットバイクのトレーニングではモニターによってその高い強度をキープすることができます。ワットバイクのトレーニングに依って高いインテンシティーを保つ能力が高まるということです。
― 現在、ワットバイクはどこで、どのくらいの頻度で使っていますか?
毎日、自宅で使っています。週の初めは高く激しい強度で30分、あとはリカバリーと脂肪を落とすメニューをしています。
― リーチ選手はスーパーラグビーの強豪、NZのチーフスでも活躍してきました。ニュージーランドのラグビーではワットバイクがかなり普及していると聞きますが実際はどうですか?
はい、その通りですね。チーフスには15台のワットバイクがあります。私はニュージーランドの自宅にも1台持っていました。いつでもワットバイクをできる環境を作りたかったので。
― それは嬉しい話です。ニュージーランドのラグビー選手は主にワットバイクをどのように使っているのでしょうか?
体へのダメージを抑えながらフィットネスを上げるために使っています。ただグラウンドで走ることは体への負担が大きく試合に影響してしまいます。ワットバイクはきついけど体への負担が少ないです。
― オフフィートフィットネスですね。ところで、リーチ選手の母校である東海大学ではワットバイクを使って、様々なスポーツのアスリートの能力評価の標準化や大きな選手のフィットネス向上プロジェクトを進めています。こうした取り組みについてはどのように思いますか?
どんなスポーツでもアスリート一人一人の体つきは違います。乳酸に耐えられる選手もいればそうでない選手もいます。ハイパワーは出せるけど長く出せない選手や高い強度を長くキープできる選手もいます。そういう個々の特性を知ることによって必要なトレーニングを変えられます。ワットバイクで能力の評価ができるのはいいことです。大きな選手は走るのが不得意な人が多い、体が大きい分、関節の負担が大きい、こういった選手たちはワットバイクと走る練習を組み合わせて行うとより効果的です。
― リーチ選手はワットバイクをトレーニングに取り入れているトップアスリートとして、今後もこのサイトで色々な情報を発信してくださるということで、とても楽しみです。今の段階で今後皆さんにどのようなことを伝えていきたいと考えていますか?
シーズン中の体力の維持をワットバイクでする方法や、一週間の練習のローディング、ワットバイクのデータを僕と比べたら面白いと思いますね。
― シーズン中のお忙しい中、有難うございました。益々のご活躍を楽しみにしています。
マイケル・リーチ公式ホームページ
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