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合田祐美子コラム 高回転のペダリング

2017年12月22日 更新

12月9日、10日と神戸ファッションマートでNSCAカンファレンスが開催されました。

そこでWattbikeはブースを出展し、私もお手伝いさせてもらいました。興味を持って訪れる方々はトレーナーや大学の先生、理学療法士と様々で、話を聞いていると熱心な方ばかりでした。

10日には東海大学スポーツ医科学研究所の小山孟志先生による「ワット バイクを用いたアスリートの能力評価とその発展性」についての公演が行われました。

先生とは前日の夜にもお話をさせてもらうことができました。東海大学の大学全体でスポーツを盛り上げようという部活動への取り組み、他競技の枠を越えたコーチ、選手同士のつながりは、大学スポーツだけでなくスポーツの理想をそこに感じ、様々な場所でもそうあって欲しい、そうあるべきだと思いました。

今回は講演の中で触れられた負荷と回転数の関係から、高回転でパワーを出すトレーニング、高回転でのペダリングを行う意味を考えていきたいと思います。講演では「負荷1で120回転でも、負荷10で80回転でも出力は300Wと同じ。自転車のペダリングでのパワーは負荷×回転数。パワーがあるのは重い負荷を回した時と考えてしまいやすいが、負荷が軽くてもそれを動かすスピードが速ければ同じだけのパワーが出る。」という話が出てきました。

人の運動能力の発育発達には、技術→持久力→筋力という順番があります。自転車競技は高校生から始める人も多いですが、私もそのうちの1人です。私はトラック競技から始めました。そこではピストという固定ギアの自転車を使います。ロードバイクと異なり回転技術が走行能力に直に反映され、脚が回らなければ前へは進みません。今振り返ると、常に軽いギアでの高回転で走らされていたなと。

成長過程から考えると、初めに神経系の回転力を高めておき、その後、筋肉の発達とともに負荷を大きくしていくことで重いギアを高い回転数で回すことができます。つまり、大きなパワーが生まれます。重いギアを回すにも、高い回転数を保つにも限度があります。そのため、より高いパフォーマンスを発揮するためには、高負荷を動かす筋力と高回転を保つ能力のキャパシティを大きくしておくことが大切です。また、高い回転数が出せるようになれば90回転を維持することも容易になり、長時間のサイクリングもよりスムーズに走れるようになります。

パワーを高めるためには高負荷をガシガシ踏まなければいけないと思っていた方も、

この冬、自分の回転力を見直すことが来年のパフォーマンスを向上させるかもしれません。

合田祐美子 公式ウエブサイト

http://mamakiraku.com/yumiko/

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