ペダリング分析ツール
特許取得済みのペダリング技術の分析ツール(Polar View)はペダルストロークごとの力のかけ方が視覚的に見えるので、ペダリングの技術を最適化するのに役立ちます。Polar View でトレーニングすることで、ペダリング効率とパワー出力の向上につながります。
パワー出力の向上
ペダリング技術を改善していく過程で自然に有効な筋群が使えるようになり身体ストレスが低減します。それによりパワー出力も高まり最終的に速いスピードを出せるようになります。
リカバリーの向上
効果的なペダリングは身体へのストレスを減らし疲労しにくくします。そして、より速くリカバリーできるようになります。
持久力の向上
効果的なペダリングができると労力は同じでもより高いパワーをより長い時間、出すことができるようになります。そして持久力が向上します。
Wattbike 専属スポーツ科学者、エディー・フレッチャーがPolar Viewの見方を説明します。
8の字 - 初心者
右脚から左脚への切り替え時(1の点)と左脚から右脚への切り替え時(2の点)でペダルモーメンタムが大きく失われています。脚の表側の筋肉を主に使ってペダルを下に踏み込んでいます。
アドバイス:つま先をしっかりと固定するかサイクリングシューズを履くとペダルストローク中のパワー維持をしやすくなります。
ピーナッツ - 中級者
レッグドライブ中のペダルモーメンタムが維持されてはいますが、まだロスが大きい状態です。特に2の点で1の点より大きな欠け(ロス)が見られます。
アドバイス:靴族の泥をこすり落とすイメージで脚の切り替えを改善しましょう。
ソーセージ - エリート
左脚と右脚の切り替え時にモーメンタムがほとんど失われていません。ペダルストローク中のパワー発揮にむらがありません。
サイクリングポジション | 正しくないサイクリングポジションはダウンストローク、アップストロークの両フェーズに影響を与えます。 |
左右脚の出力バランス | 左右の脚の出力バランスをできるだけ50:50に近づけましょう。どうしても多少のばらつきは出ますので48~52%の範囲を目指しましょう。 |
サイクリングシューズ | サイクリングシューズを使うとフルパワー発揮やリカバリーフェーズを効果的に行いやすくなります。 |
立たない | 立って漕ぐと上死点から下死点までのパワー維持が難しくなります。立ち漕ぎはトレーニングとして明確な目的があるときのみ行いましょう。 |
適切な負荷設定 | 8の字が出ている時は負荷レベルが高すぎてダウンストロークのみに集中してしまっている可能性があります。負荷を下げて下死点で「靴族の泥をこすり落とす」イメージに集中しましょう。 |
Polar Viewの画面表示 | 常にPolar Viewをモニター画面に表示させてペダリングへの意識を高めます。 |
Powerhub データ分析 | Bluetooth搭載モニターとスマートフォンがある場合、PowerhubのデータでPolar Viewの分析が可能です。図形、ピーク角度、左右バランスなどを見てみましょう。 |
適切なワークアウト | Polar Viewに集中するワークアウト例を下記します。短い時間、集中して行いましょう。高いギア(空気抵抗レベル)ほどより簡単によい図形を作れますので、まずは低いギアから始めてみましょう。 1分集中/2分イージー 6~10セット 2分集中/2分イージー 5~8セット 3分集中/2分イージー 4~6セット |
回転数と負荷 | 色々な負荷レベル、回転数でよいペダリングができるように試してみましょう。 |
トレーニングの継続 | トレーニングプランの中で定期的にペダリング技術に集中するセッションを組み入れましょう。 |
ペダリング測定技術
パワーとスピードの体得からエネルギーの節約まで、優秀なコーチはサイクリング パフォーマンスにおいてペダリング効率が持つ影響力を理解しています。しかしながら、正確なペダル ストロークの有効性を判断できたのは、今まで研究室内だけの話でした。
新しい先駆的な Pedalling Effectiveness Score は、Wattbike の革新的な Polar View がさらに進化した機能で、ペダリング テクニックのインパクトの変化をリアルタイムで簡単に評価できます。
ペダリング技術を習得することで貴方のパフォーマンスは向上してより高いレベルのサイクリストになることができます。Wattbike HubにPolar Viewの付加機能として新しくPedaling Effectiveness Score (PES) が加わりました。 これは貴方のサイクリングに大きな変化をもたらすでしょう。
パワーなどがよく話題になる一方で、ペダリング技術のことは見過ごされがちです。しかし実際にはペダリング技術の習得は多くのメリットをもたらします。FTPを10、20、30ワットと上げたい、同じ労力下でのクライム能力やスピードを上げたいといったときにペダリング技術の最適化がそれを可能にします。
アマチュアからエリートまで多くのサイクリストがワットバイクのPolar Viewをペダリング技術の可視化とパフォーマンス向上のために使っています。今後はPESが示す数値と色分けされたスライディングスケールから貴方のペダリングが最適技術と比較してどのくらいかが分かります。
低い技術
低い技術のPolar Viewは左右の脚が移行する間のモーメンタムの喪失を明確に表します。このとき、PESは0~60の範囲です。Wattbike HubではPolar ViewとPESが色分けで表示されるのでパフォーマンスをリアルタイムで簡単に知ることができます。低い技術の場合、Polar グラフは赤い色で表示されます。
平均的な技術
平均的な技術では左右の脚が移行する間にモーメンタムがあります。このとき、PESは60~70の範囲で示されてPolarグラフは黄色になります。
最適技術
良い技術のPolar Viewグラフは両脚のバランス、モーメンタムの維持が終始一貫しています。このとき、PESは70~80の範囲で75が最適スコアと見なされます。グラフは緑色になります。
CONTACT