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【東洋大学水泳部/平井レーシングチーム 世界に通じる活用法】

2024年05月18日 更新

東洋大学水泳部/平井レーシングチーム(平井伯昌監督)から4名の選手が5月17日に今夏の大一番に向けた事前合宿のために欧州に向けて出発した。

同チームでは2018年からワットバイクを使ったクロストレーニングを積極的に行ってきた。シーズン初めにバイクトレーニングでエアロビック、VO2Maxの向上を図り、水中でより高い負荷をかけていく準備を行うことからシーズン中のコンディションチェックまで、その目的は多岐にわたる。

バイクをプールサイドに置いて、スプリントにより乳酸を生成してダイブ~スイムにより乳酸再利用能力の向上を図ることや高回転ペダリングで神経系への刺激を活かし高テンポで泳ぎきる能力を養成するといった試みも行ってきた。

2023年秋からはVO2Maxの向上を目的にWattbike Hubアプリを使ったトレーニングを集中的に行った。

最初に全選手のVO2MaxとMMP(3分間平均ワット)を3分間テストで測定して、その結果を各選手のHubアプリに反映させた。そのうえで、Hubアプリ内のWorkoutsから目的にフィットするメニューをセッション毎に選択して週に2回以上のトレーニングを継続した。

8週間後に再度、3分間テストで進捗評価をしたところ、VO2Max、MMPともに有意な向上が見られた。

男子平均女子平均

男子平均 女子平均
VO2Max 7%増 7%増
MMP 9%増 4%増

また、この間のバイクトレーニングによって解糖系代謝の改善が見込まれて、主として200m以下の競技においてPBの更新が多く見られた。

チームはその後もバイクトレーニングを継続している。選手たちのHubアプリには既存のメニューに加えて平井監督が時々の目的に沿ったメニューを考案してインストールしている。

平井伯昌監督はワットバイクトレーニングのメリットと課題について次のようにまとめている。

•シーズン初期に水中運動の代わりに、体力強化の一環としてバイクトレーニングを導入することは、幼少期から水泳を始めている選手たちにとっては、新鮮な気持ちでトレーニング に臨みやすいと思われる。

• Vo2Maxの回復や改善にあたり、水中運動より明確に計測ができるので、目標を明確に決めやすい。

• バイクを並べて多人数でトレーニングを行うことで、高いモチベーションを保ちやすい。

• ワットバイクの脚への負荷は、水中運動につながると評する選手が多く、Bike/Swimトレーニングの発展形も作成できると感じる。

• General期からSpecific期に移行する際には、HIITなど高強度トレーニ ングを短い時間で行い、身体への疲 労を軽くし、より水中トレーニング への努力度を高める必要を感じる。

• 水泳もバイクトレーニングも身体に重力の かからない運動であるため、抗重力 トレーニングは必要。

• 競技ピーク年齢を考えるにあたり、クロストレーニング導入はとても有効な 強化手段であると確信する。

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