合田祐美子コラム 目標に向けて貫き通せるかどうか

2018年09月14日

 スポーツに限ることではありませんが、目標があって、その目標を達成する、目標に向かって着実にステップアップしていく人には、数年単位の計画、1年の計画、数ヶ月、1ヶ月、1週間、1日の計画といった「計画」が存在します。1日の中でも、あらかじめ計画してから行動していくことは難しいし、それが年単位となると、よほど明確な目標がない人でなければ計画を立てて行うことは困難かもしれません。しかし、「こうなりたい」「これを達成したい」などはっきりとした目標がある人にとって、計画性は、自分の進む道しるべとなるように思います。そして、目指すものに到達するには、その計画を信じて続けることがなにより大切だと思います。

 今回、私は、スポーツにおけるトレーニング内容についてお話したいと思います。現代はネット社会であり、数多くの情報が手に入り、一般の人でも最先端の知識が手に入るというメリットがあります。しかし、あまりにも多い情報量は私たちを目移りさせ、自分が達成したい目標を見失わせることもあります。数多くあるトレーニングを見ると、色々と試したくなるかもしれませんが、ちょっとやってみて飽きたら別のものをやってみるとか、大体できるようになったから他のものをやってみるとかでは、「自分のものにする」という領域には到達していません。色々やることで、頑張ったという達成感はあるかもしれませんが、その数だけ得られるものがあるかといえばそうではないと思います。それよりもその期間、一つのことを継続していくことで得られる成果は、着実に目標に到達するためのステップとなるはずです。私の場合、3週間ほどは同様のトレーニングメニューおよび1週間のメニューの組み立てで実施し、パフォーマンスが向上しているかどうか、適切な負荷や強度になっていたかなどを振り返り、その後のメニュー内容に反映させて徐々にレベルアップさせていく形をとっていました。

 また、その時期その時期で何を克服するか、向上させるかが違ってくると思います。例えば、この数ヶ月での目標がスプリント力をつけることであれば、それに特化したトレーニング内容を行う必要があります。スプリント力をつけようとすると、それだけ筋力やパワー系のトレーニングに時間が費やされるわけなので、持久力の方は若干低下します。目先の結果だけにとらわれる人は、スプリントの力がついたことよりも持久力が低下したことに目がいってしまい、持久力を高めるトレーニングもしなければと考えてしまいます。しかし、大きな目標があって、スプリント力をつけることが、そこに到達するための一つの課題、課程であると捉えられている人にとっては持久力が低下したことよりもスプリント力が向上した方が重要であるはずです。

 このような目標は個人やサポートしてくれる人との中でのみ共有されるものなので、外部の人は知りません。そのような人たちから、「最近調子が振るわないね。」とか、「長距離が走れなくなったんじゃない?」とかマイナスの評価や言葉をかけられることもあるかと思います。その言葉にへこんだり、左右されたりするかもしれませんが、自分にはちゃんと目標があって、今はそれに向かう途中のこの時期だから、と言うように冷静にとらえられるようになることで、着実に目標へ近づいていくことができるはずです。

 私が選手として競技生活を送る中で大事にしていたこと、
「目標を持ち、計画を立て、それを信じて継続すること」
私は、目標を達成するためには、計画を立て、ぶれない思い、信念を持ち続けることが不可欠だと思っています。

合田祐美子 公式ウエブサイト

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